
知識獲得システム研究室M2の藤巻晴葵と西川幸志です。
2026年7月、オーストラリア・メルボルンで開催された国際会議 SIGIR2026(The International ACM SIGIR Conference on Research and Development in Information Retrieval) に参加し、それぞれ研究発表を行いました。
本記事では、SIGIR2026の概要、開催地であるメルボルンの様子、研究発表、会議に参加して感じたことを紹介します。
SIGIR 2026とは?

SIGIRは、ACMが主催する、情報検索分野を代表する国際会議の一つです。
検索エンジンや情報推薦、自然言語処理、大規模言語モデルを利用した検索など、情報検索に関する幅広い研究が発表されます。世界各国から多くの研究者が参加し、最新の研究成果について議論が行われました。
SIGIR 2026は、オーストラリアのメルボルンで開催されました。
開催地のメルボルン
メルボルンは、オーストラリア南東部に位置する都市です。歴史的な建築物と近代的な建物が混在しており、市内にはトラムが走っています。
会議の合間や終了後には、市内を散策する時間も取ることができました。セント・パトリック大聖堂、王立植物園、国立美術館などを訪れ、メルボルンの街並みや文化に触れることができました。




研究発表
今回、私たちはそれぞれ以下の研究について発表しました。
藤巻の発表
発表した研究:NumColBERT: Non-Intrusive Numeracy Injection for Late-Interaction Retrieval Models
「Multi-Vector Retrieval」というセクションで口頭発表を行いました。
今回のSIGIRでは、マルチベクトル検索に関する研究が一つのセクションとして設けられており、情報検索を中心に扱うSIGIRならではのプログラム構成だと感じました。
私自身、国際会議での口頭発表は今回が初めてだったこともあり、発表中は非常に緊張しました。一方で、会場やその後の交流の中で「発表を聞いていたよ」と声をかけていただく機会が何度かあり、自分の研究や発表を実際に多くの方に聞いてもらえることの嬉しさを強く感じました。

西川の発表
発表した研究:H-MAPS: Hierarchical Memory-Augmented Proactive Search Assistant for Scientific Literature
研究発表では、ポスターおよび実際のシステムを用いたデモ発表を行いました。
ポスター・デモ発表では、来場者とやり取りをしながら、研究の目的やシステムの仕組みを説明しました。英語で研究内容を説明し、その場で質問に回答することには難しさもありましたが、研究者から直接意見をいただくことができ、研究の課題や今後検討すべき点を改めて考える機会になりました。

まとめ
今回のSIGIR 2026への参加を通して、国際会議でそれぞれの研究を発表し、多くの研究者から意見をいただくことができました。
発表準備や英語での説明、質疑応答には苦労もありましたが、実際に現地で発表したことで、それぞれの研究における課題や改善点を見つけることができました。
今回得られた経験を、今後の研究活動に活かしていきたいと思います。